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医療ダイエットに興味を持ったときに知っておきたいこと
ここ数年で医療ダイエットと称する、様々なサービスが展開されています。
特に飲み薬や注射薬などが、ダイエット目的に使用されるケースも急に増えてきたように感じます。
「SNSで◯kg減った」「食事制限不要」「頑張らなくても痩せる」と見かけて、医療ダイエットに興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
しかし、同時に「薬に頼るのは大丈夫?」「自分にも効果がでるのかな?」と不安を感じませんか?
医療ダイエットは、あくまで生活習慣改善をサポートする手段の一つであり、魔法のように一瞬で願いを叶えてくれるものではありません。
今回は、医療ダイエットを安全かつ効果的に活用するための考え方をお伝えします。
(注)特定の薬についての解説や推奨をするものではありませんので、ご留意願います
医療ダイエットの役割:近道の1つであってゴールではない
医療ダイエットで使われる薬は、主に食欲抑制や脂肪吸収の調整を通して、体重が減りやすくなるようサポートするものです。
薬の力で減量の“スタートダッシュ”を切れることがありますが、薬を飲んでいる間に生活習慣を整えないと、薬をやめた途端にリバウンドすることも考えられます。
大切なのは、薬はあくまで「体重減少の近道の1つ」であり、ゴールではないということです。
自分の食習慣、運動習慣、睡眠のリズムなど、体重が増えてしまった / 体重が増えやすい原因に向き合う時間を持つことが、長く健康的に体重を管理する鍵になります。
近道をしたダイエットは、「またいつでも痩せられる」という考えに至りやすく、ダイエットとリバウンドを繰り返す方もまれではありません。得に運動を取り入れないダイエット&リバウンドは、骨格筋の減少や代謝の減少など、簡単には取り戻せない不利益を被る可能性もあります。
上手に付き合うための3つのポイント
1、自分の生活を客観的に振り返る
まずは、自分の生活を記録してみましょう。
- 食事の内容、量、時間帯
- 日々の活動量(通勤や家事、階段の利用など)
- 睡眠時間や質
「何が原因で太ってしまったのか」 「何を変えれば痩せやすくなるか」を理解するためには、まず現状を正確に把握することが不可欠です。
単に自分の意志が弱いからとしてしまわずに、周りの環境を整えることで意志によらず「良い行動」を選択しやすくすることはできないだろうか?など、変えやすい部分を探すこともやってみましょう。
2、小さな改善から始める
いきなり食事を全部変えたり、毎日運動するなど、初めから完璧や効率を求めてしまうと、結局長続きできずに挫折しやすくなります。
例えば:
- 飲物はお茶かお水にする
- おやつの買い置きをしない
- 一口10回噛んでから飲み込む
- 間食したくなったら1分だけ耐えてみる
- 通勤の行き帰りのどちらかは階段を使う
- 体重を測る
こうした小さな変化を積み重ね続けることで、薬の効果もより実感しやすくなり、薬を止めた後のリバウンド防止につながります。
3、医療スタッフと相談出来る環境がある
薬の使用に関することだけでなく、生活習慣改善や運動の工夫についても、医師や管理栄養士、運動指導士に相談することが重要です。
相談することで、個々の体質や生活に合った計画を立てられ、安全かつ効果的に痩せる方法を見つけることができます。
逆に、薬だけ処方されて「後は自分で」と言う状況は、薬の副作用の確認や健康管理の面でもお勧めできません。時には、医療ダイエットを中止することを判断 / 提案してくれる環境も大切だと思います。
どのようなサポート体制があるのかも確認されることをお勧めします。
4、メリットとデメリットの両方から検討
医療ダイエットで使う内服薬や注射薬は、血液にのって全身を巡ります。期待していた効果が出れば良いのですが、副作用も全身にあらわれる可能性があります。
副作用が出るかどうかは“確率”の問題で、絶対の正解はありません。だからこそ、メリットとデメリットの両方をしっかり説明してくれる医師のもとで取り組むことが安心につながります。
薬に頼りすぎるとどうなる?
薬だけに頼ると、体重が減ったとしても生活習慣(根本の問題)は改善されません。
また、薬や施術には一定のリスクがあることも忘れてはいけません。ある程度リスクを負うことを承知の上で使用したとしても、長期間そのリスクを抱え続けるというのは辛いモノがあります。
- 薬をやめた途端にリバウンドする
- 食事や運動の習慣が身につかず、健康リスクはそのまま
- 薬の副作用などのリスクをずっと抱えることになる
そのため、薬はサポートツールとして位置づけることが重要です。
おわりに:医療ダイエットは“体と向き合う時間”
医療ダイエットは、薬などで体重を減らすことだけを目的にするのではなく、自分の体と生活を見つめ直すことも平行して行なって頂きたいなと思います。
- 近道であってゴールではないと考える
- 生活習慣改善と運動も平行して取り組む
- 健康管理を最優先に取り組む
焦らず、自分のペースで、生活習慣と向き合いながら取り入れることで、長く健康的に体重を管理できる土台作りに役立てられるのではないかと思います。
当院では自費診療での点滴や医療ダイエットもご提案しておりますので、お気軽にご相談下さい。
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