皆さんこんにちは、健康運動指導士の東野です。
当院では病気がある人もない人にも適切な運動習慣を作って欲しいという思いから、メディカルフィットネスをご提案しております。
1セッション最大4名までの完全予約制。スタッフが必ずサポートするセミパーソナルトレーニング対応で、運動プログラムは個々の目的に応じて調整させていただきます。
- 生活習慣病の予防、改善
- がん治療をこれから受けられる方、またはすでに治療を受けられた方の体力維持や改善
- 介護予防など
何かしらの運動が必要だと思われる方にご利用頂きたいと考えております。
運動にわざわざお金を払う必要があるのか?
わざわざ時間を捻出する価値があるのか?
そもそもお金を払って人に教わるようなものなのか?
ものの価値は人それぞれ違いますので、ここでは運動にお金と時間をかける価値について私(東野)の考えを少しお伝えしたいと思います。
目次
動画で見る(テキストと同じ内容です)
効果の違い
運動なんて、外を歩けばいいし、スクワットや腕立て伏せも畳1畳あれば出来る。最近は動画投稿サイトに自宅でできる運動も数多く存在します。
1日30分~60分の運動時間さえ確保すれば、お金を全くかけなくても運動することは可能です。
また、ダイエット、筋力アップ、生活習慣病に対する情報なども、インターネットで検索すれば簡単に上方を得ることができますので、知識を得ることにもほとんどお金をかけずにできる時代です。
そんな中でも、スポーツクラブやパーソナルトレーニングジムに、わざわざお金をかけて運動する方がいらっしゃいますよね。
「自分もその中の一人です」
自分がお金をかけて運動する理由は、「運動や筋トレに集中したいから」です。
家だと色んな誘惑があって、そもそも集中するための努力が必要になりますが、ジムに行けば運動やトレーニングを頑張っている方が目に入るので、自然と自分もやるぞと集中することが出来ます。
集中するので時間短縮で質のよい運動が出来ます。それだけで、運動にお金をかけている価値があると思っていいます。
また、職業柄、運動やトレーニングの知識はありますが、それでもたまにパーソナルトレーニングを受けたりなど指導を受けることも有効だなと感じています。
トレーニングフォームの修正や、一人では甘えてしまうところも厳しくもう一押ししてくれたり、自分とは異なる考え方からのアプローチをしてもらうことで新たな気づきにつながったりと。
運動や筋トレも「習い事として誰かに教えをこう」こともメリットがあると思っています。
運動にお金や時間をかけるメリット
・運動や筋トレに集中できる空間を手に入れられる
・集中すると同じメニューも短時間でこなせる
・同じ空間で頑張っている人を見ることで自分も頑張れる、集中できる
・サポートや指導を受けると、運動の質が向上するので効果が出る可能性が高まる
・サポートしてくれる人がいると、より効率的に行えたり、継続しやすくなる
・多くの場合、健康を維持するための運動時間は足りていない
医療費から考えてみる
例えば高血圧症の1ヶ月の治療費(診察費+薬代)は、検査や投薬内容にもよりますが3割負担で約5,000程度です。
年間で6万円ほど。これを高いと捉えるか、安いととらえるのか。
ちなみに血圧が下がったから、薬を止められるかといえばそうではありません。多くの場合、長期間継続して服用していくことになります。
理由としては、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の治療薬は、基本的にどれも対処療法だからです。
血圧や血糖値が上がってしまう原因、たとえば、運動不足、偏食や過食、肥満、喫煙、飲酒などを取り除かないと、薬を止めると元に戻ってしまいます。
また人によっては病状が悪化していくこともあります。するとお薬の種類や量が増えていく事になり、医療費はかさんでいきます。
そして血圧の管理状態が悪いことは、心筋梗塞や脳梗塞などの発症要因となるため、仮に心臓病になると、月々の医療費は1万円を軽く超えてくることもざらです。
長期的な経費を考えたときに、今、運動にお金と時間をかけるメリットは少なからずあるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか?
卒業を前提とした「習い事」と捉える
英会話、料理教室、ピアノ教室などの文化系の習い事。サッカー、野球、バレエ、水泳、ダンスなどのスポーツの習い事など、「習い事」として誰かにアドバイスしてもらおうとするとお金がかかってきます。
種類や週の利用頻度にもよりますが、都度利用で2~3千円、月額1-2万円というのが妥当な数値ではないでしょうか?
同じように、「運動も習い事」として考えてみて欲しいなと思います。
目的に合った運動プログラムの組み方、自分に合ったトレーニングフォームの習得、運動レベルを上げるときの方法、・・・
加えて、生活習慣病など内科的な病気をかかえた状況では、ご自身の病気に対しての正しい知識を持って頂くことも大切だと思います。
当院のメディカルフィットネスは、基本的には半年~1年後の卒業を念頭に、プログラムの提供を致します。
卒業を念頭にしていることもありますので、敢えて運動時間を確保することを「普通のこと」にしていただけるようなアプローチを行います。
また、卒業後にもご自身で運動や筋トレを継続出来るように、当施設の利用日以外にも自宅での運動やトレーニングに取り組めるようサポートします。
とはいえ、もちろん継続利用も可能ですし、卒業後も時折スポットで1ヶ月利用するといった使い方もできますのでご相談下さい。
【執筆者】東野 亮太(ひがしの りょうた)
【資格】心臓リハビリテーション指導士、健康運動指導士
【経歴】2008~2018年 関西医科大学付属病院、関西医科大学総合医療センター
2018~2019年 メディカルフィットネス開業運営
2020~2022年 医療法人糖心会べっぷ内科クリニック 心臓リハビリ科部長